新人作業療法士、“1年目”というパワーワード。もはやブランド

作業療法
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「1年目なのですが、、、」という枕詞は、枕詞界の中でも最高峰のパワーワードである(金平調べ)。

「1年目という絶対的ブランド」×「講習に行く」×「1年目なのですが、、、から始める発言」

この掛け合わせだけで、「1年目なの!?」、「1年目なのに勉強熱心で偉いね!」といったリアクションが得られるのである。

ときに、自分の想像以上の反応があるので、こちら側がびっくりすることもあった。

まぁ、これを記事に起こすかは迷ったのである。

あざとくて厭らしいもんね。笑笑

でも、自分の経験から良いことがたくさんある、と思ったから記事に残しておく。

たぶん僕はこの1年間で、そのブランド力を濫用しすぎた。

たとえば、講習会やグループディスカッションで質問するときは、「1年目で勉強不足なのですが、〇〇とは△△△ということですか?」といった感じで質問するのだ。

そうすると、セミナー講師やグループメンバーは新人にもわかりやすい言葉遣いで説明してくださることが多い。

なによりも、バカ丸出しな質問をしてしまったとしても、周囲からの視線は〈1年目だもんね。。。〉って許される感が多少ある。自分自身も(1年目なので、、、てへぺろ。。。)となんとか精神力を保つことができる。

これを「1年目なのですが、、、」の枕詞を抜かした場合から考えると、相手と対等の立場で話題が進むことが逆に不自由で、こちら側が相手の話のレベルについていけなくなるといった問題も生じる。

ほかに活かせる場面は、懇親会参加時だ。そこでの自己紹介では、すごい人だったり話の合う人、面白いネタを持ってる人でなければ印象に残ることは少ないであろう。

しかしながら、1年目は印象に残せるパワーワードを持っている。

「1年目の〇〇です。」と自己紹介するだけだ。

それだけで、他の方々に興味を持っていただけること間違いなし。なぜならば、懇親会まで参加する1年目の人って意外と少ないからだ。

自分の経験からも、1年目をゴリ押しした結果、金平という存在に興味を持っていただくことができて、あらゆる先輩作業療法士から助言を貰うことができた。

そう、1年目は行動するにはとても美味しいポジションなのである。

でもむやみやたらに多用するのは気持ち悪いから、品を保ちながらがとても大事。経験から←

4月から社会人の方は、ぜひ品格に気を付けながら1年目の特権を活かしましょう。



さて、僕はこれから2年目だ。新人ブランドはまだいけるだろう。でも1年目ではない。

新人の1年間で、何を経験できたのか、それをアウトプットしていかなければならない立場だと思っている。2年目の使命を感じている←勝手に。

ぼちぼち熱心に1年目を過ごしたつもりだから、2年目で影を潜めたら、「あの意識高い系の新人消えたねw」ってなりそうなので埋もれないようにしなきゃといった義務感も。笑…

最後に大事な話。作業療法士全員が意識高い系である必要はないと思っている。

ほどよく頑張るって選択肢もアリだ。

仕事の場面は目の前の患者さんに集中する、勤務後や休日は私生活を充実させる。これがとてもステキだ。むしろこっちのほうがバランスは良いんだと思う。

なかなかインドアの僕の場合は、週末にやることがあまりなかった。それなら講習行ってみよう、って。その結果、意識高そうな人になってしまったんだと思う(中身も伴うように頑張ります)。

さて、今回は1年目ブランドについて語ったけれども、それぞれのライフステージにブランド力があると思っている。

たとえば、10年目の人に、「作業療法士たるものは、〇〇△△□□」って語られたら耳を傾けるけど、1年目の人に「作業療法士たるものは、△△??××」って語られても内容薄そうだもんね。笑

自分のポジションを有効活用することが大事そう。

そんなことを考えてみた1年目と2年目の境界作業療法士でした。

では、また。

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