こんにちは。
ブログをなんとなく始めた作業療法士の金平です。
本日は、2019年6月8日・9日に開催された第50回北海道作業療法学会学術大会における演題発表の振り返りをします。
自身の演題発表から、意識的に取り組んでよかったことを記録として残します。
口述発表部門で優秀演題賞を受賞
見出しのとおり、口述発表部門で優秀演題賞を受賞することができました。

作業療法士2年目の新人ペーペーがなぜ受賞できたかというと、それは先生方のおかげ。笑
私がすごいんじゃなくて、先生方のご指導が、ただただ凄かったです。笑
発表は、「作業参加が良好な地域在住高齢者の余暇活動における満足感の背景」であり、学生時代の卒業研究(質的研究)を再検討した内容でした。
卒業研究では、ゼミ担任である北海道医療大学の浅野雅子先生にご指導していただきました。
その後、学会発表に際して、内容をブラッシュアップさせたく、質的研究や高齢期に見識をお持ちの札幌医科大学の坂上真理先生に、図々しくも共同演者・ご指導の依頼をいたしました。
その結果、嬉しいことに、先生2人による鋭いご指導のサンドバッグになることができ、研究内容のレベルを引き上げることができました。
先生方には本当に感謝です。
演題は、抄録と当日の発表・質疑応答で審査されていたようです。抄録・読み原稿ともに、先生方からの赤入れを大量にいただいていましたので、それが功を奏したといえます。
学会発表に挑戦する際は、研究指導力のある先生に教わって発表内容の質を高めるのが吉だと思いました。
研究協力を快く引き受けてくださった対象者の方々にも本当に感謝です。
なお、この研究はさらにブラッシュアップさせて論文投稿予定です。時間が多大にかかりそうですが奮闘します。
当日の発表で意識したこと
ご指導してくださる先生が2人体制といった巨人の肩の上に乗った発表でしたが、私個人としても意識して取り組んだことがありました。需要があるかわかりませんが、「上手くいった♪」といった実感がありましたので、下記に示します。
発表を楽しむ
演題発表を楽しもうといった意識を持って取り組みました。私は2日目の発表でしたが、1日目の演題を聴講して感じたことは、(なんだか、堅苦しい、、)でした。
学会発表は、学術的な高尚な場であるべきだと思いますが、(楽しそうな雰囲気があったら、もっと良さそう♪)と思ったのでした。
そんなわけで、私は発表直前、アース・ウィンド・アンド・ファイアーのセプテンバーを脳内再生しながら待機し、登壇したのでした。
「バーディヤー♪セイ デューユー リメンバー♪バーディヤー♪ ダンスィン イン セプテンバー♪ww 」
といった感じです。楽しくならないわけがありません。
有頂天になって発表してました。笑
緊張しなくなるので、発表前にテンションの高い音楽を脳内再生するのおすすめです。
時間内に発表を終える
当たり前のことかもしれませんが、時間内に発表を終えることは大事なことだと思います。
時間を大きくオーバーして発表を続ける方をみかけますが、それでは質疑応答の時間が減ってしまいますし、その後のセッションの進行に影響が生じる可能性もあります。
私は、iPhoneを発表場の机上において、ストップウォッチをみながら発表していました。
〈スライド:方法〉で1分30秒程度、〈スライド:結果〉で3分30秒程度、〈スライド:考察〉に入るときには5分程度だと丁度いい、といったように、事前練習し、当日もその時間意識を持ちながら取り組みました。
また、時間オーバーの可能性に対しても準備し、“時間オーバーしそうなら口頭説明を削る”内容も定めて柔軟に対応できるよう努めました。
時間に対する準備は、発表時のアタフタ感を大きく軽減できるので、とてもよかったと思います。
ライブ感を持って発表する
大げさですが、学会発表は一種のライブだと思っています。
演題発表者と聴衆の組み合わせは、その一回きりしかなく、同じ状況が再び作りだされることはありません。
でしたので、聴衆をみたり、スライドをみたり、声のトーンに抑揚をつけたり、といったライブ感を意識して発表しました。
読み原稿やスライドだけをみて、発表を終えてしまうのは勿体ないなと思ったのでした。
聴講してくださった方からは、
「大事な部分でゆっくり読む強調がされててわかりやすかった」
と、嬉しい感想をいただくことができました。
口調平坦に発表するのではなく、抑揚をつけて発表する、これ大事だと思いました。
おわりに
本日は、学会発表の振り返りをしました。
今回の学会発表を経験して、意識すると良いと思ったことは、
- 研究指導力のある先生に教わる
- 発表を楽しむ
- 時間内に発表を終える
- ライブ感を持って発表する
講演や演題聴講についても記事におこそうかと思いましたが、文字を打つのが疲れたので、今日はこのへんで。笑
最後までお読みいただきありがとうございました。
では、また。