【音楽療法の機材紹介】伴奏楽器としてのギターとあると便利なモノ

音楽
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こんにちは、金平です。

筆者の私は作業療法士として働きながら、月に一回程度、集団で音楽を用いたプログラムを行なっています。(※音楽療法士の資格は有していません。)

音楽療法と呼ぶには、おこがましくもありますが、音楽活動で使用しているギター関連の機材とあると便利なモノを紹介します。

使用している機材は、

  • ギター(ウクレレ)
  • アンプ
  • シールドケーブル
  • 譜面台
  • ホワイトボード
  • 歌詞カード

上記のとおりです。順番に紹介します。

ギター(ウクレレ)

歌唱活動の伴奏楽器としてギターを使っています。

伴奏楽器の代表的なものとしてピアノやキーボードが挙げられますが、ギターも十分に活用することができます。(ちなみに筆者はピアノを弾けないのでギターを使ってるといった理由もあります。滝汗)

ピアノやキーボードと比較してギターを使うメリットには、下記が挙げられます。

  • 運搬性が良い
  • カポを使ってキーを変えやすい
  • ウクレレも使える

運搬性が良い

運搬性が良いことはとても大切です。ギターバッグにギターを入れたら、どこにでも移動できます。

据え置きのピアノの場合は移動ができず、キーボードの場合はキーボードスタンドの準備等で手間が増えることが多いです。

その点、ギターは運搬性に優れており、状況によってはクライエントの個室に出向いて使用することも可能です。

カポを使ってキーを変えやすい

音楽活動は状況によって、その場で曲のキーを変える必要性も生じます。参加者の歌いやすいキーに合わせるとき、ギターはとても楽です。

運指のコードフォームを変えることなく、カポをずらすだけでキー変更が完了します。

ピアノの場合は、黒鍵と白鍵の兼ね合いがありますので、熟練者でなければ柔軟なキー変更が難しいように思います。

ウクレレも使える

ウクレレもとても使いやすいです。上記の内容と被りますが、運搬性がギター以上に良いです。

また、音抜けが良いため、コードストロークでの伴奏であれば、意外と広い空間でも十分な音量感が得られます。ただし、アルペジオで弾く場合は音量が小さいのであまりオススメしません。

アンプ

アンプは無くても大丈夫ですが、集団で用いる場合はあったほうが良いです。

アンプを使うメリットは、下記のとおりです。

  • 音量不足を解消できる
  • 音色を変えられる

音量不足を解消できる

20~30人程度を対象としたり、広いホールで実施する場合は、アコースティックギターの生音だけでは音量不足に悩まされることがあります。

コードストロークでは音量が十分でも、曲に合わせてアルペジオを取り入れた際には絶望的で音がとても小さくなってしまいます。

それを補ってくれるのがアンプです。

ですので、集団を対象とした場合や広い空間で実施する際は、エレアコやエレキギターを使って、アンプで音量を補うと伴奏しやすいです。

音色を変えられる

アンプにエフェクト機能が内蔵されているとなお良いです。

ときにエレキギターで歪ませた音色を使ったり、リバーブをかけてバラードを演奏したりすると、いつもと違った雰囲気を出すことができます。

また、歪ませたエレキギターで、有名曲のイントロクイズをするのも良いですね。

シールドケーブル

シールドケーブルは、ギターとアンプを繋ぐために必要なモノです。

ギターを持って立ち歩くことを考えると、3mだとやや短く、5~7mあれば余裕がありそうです。

譜面台

ここからは、無くてもいいけどあると便利なモノです。

譜面台があるととても演奏しやすいです。

理想は暗譜して演奏することかもしれませんが、なかなか労力が大きく大変です。

また、音楽療法・音楽活動では治療的な意味を持たせての介入が求められますので、暗譜した内容に意識が向いていると、参加者の状態を掴むことに注意を向けることが難しくなります。

ですので、コード進行や歌詞を記載した楽譜を用意して、楽譜を頼りながら、参加者の状態を観察することに注力することが良いと思います。

ホワイトボード

こちらもあると便利です。

例えば、次に歌唱する曲名を提示し、歌詞の歌いだしを想起してもらうときに利用できます。

参加者に想起していただいた歌詞を大きな字で書いたり、曲にまつわるエピソードを紹介するときにホワイトボードがあると便利です。

そのほか、認知機能を刺激するようなリズムトレーニングをするときにも、リズム譜をホワイトボードに示すことができます。ホワイトボードの使い道は色々ありそうです。

歌詞カード

歌詞カードは、歌唱するときにはできるだけあった方が良いです。

ホワイトボードに大きな文字で歌詞を書いても良いですが、ホワイトボードの面積には限界があり、参加者の位置によっては見えづらいことがあります。

そんなときに、個別に配布できる歌詞カードがあると便利です。

ただし、デメリットもありまして、歌詞カードを配布すると歌詞を追うことに注意が向くので、視線が下を向いたままになりやすいです。

歌詞カードは、配布の有無を検討すること、それと配布のタイミングが重要といえます。

終わりに

この記事では、音楽活動でギターを用いるときにあると便利なモノを紹介しました。

ちなみに筆者の運搬スタイルは、ギター1本と小型アンプを詰めたリュックを持ち歩くことが多いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

内容が少しでも参考になれば幸いです。

では、また。

 

 

 

 

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