こんにちは、金平です。
この記事では、2019年9月21日(土)に開催した運鈍根学会学術集会の振り返りを示します。(もちろん、学会としては非公式です。笑)
運鈍根学会学術集会は、北海道医療大学リハビリテーション科学部・作業療法学科の卒業生企画として開催しました。
臨床1~2年目の作業療法士らが臨床の話を口述発表し、在学生からは「作業療法のイメージが出来ました!」「就活前にお話を聞けて良かったです!」などなど感想をいただくことができました。(金平、心の声:企画して良かった!)
運鈍根とは
そもそも運鈍根とは何か。
それは、私たち医療大OT2期生から発足された学生主体のゼミ(勉強会)です。
運鈍根ゼミは、熟語の意味合いのとおり、「成功するためには、幸運と根気・粘り強さが必要」といったところから名付けられています。
その内容は、主に1~2年次の前期に10名程度のグループワークで解剖学・生理学の勉強、後期に作業体験で構成されています。
ええ、在学生・卒業生からしてみると、この運鈍根ゼミは賛否両論あるかもしれません。笑
「めんどくさいよ!」といった声がいたるところから聞こえた思い出があります。学生主体のゼミですので、サボりたくもなりますし、サボりやすいんですよね。笑
一方で、たまにはサボる人がいながらもなんとかグループワークを継続したり、真面目に取り組んでいると、運鈍根ゼミがあったから「先輩と知り合えた!」「後輩と知り合えた!」「めんどくさかったけどなんか良かった!!」といった経験ができるのです。
「めんどくさいよ」と感じる方がいるのが実際かもしれませんが、粘り強く根気強く・ときに幸運もありながら(?)参加していただいて、運鈍根ゼミが上手くいくことを願っています。
言い忘れていましたが、運鈍根ゼミの目的は下記のとおりです。
- 国家試験に重要な解剖学、生理学を学ぶ動機づけを向上させる
- 学年を超えた学生間の強い関係性が構築される
- いつでもどこでも物事を感じ、考え、行動する社会適応力が向上する
- コミュニケーション能力が向上する
- 学習を企画、実施することにより、創造的な思考が向上する
このような方向性で企画・運営されています。
運鈍根学会学術集会
では、やっと本題ですが運鈍根学会学術集会についてです。
こちらは筆者の私が勝手に企画しました。
「運鈍根ゼミって、先輩・後輩を繋ぐ目的で充分に機能しただろうか?」
「在学生の視点で考えれば、卒業生に聞いてみたい話ってたくさんあるんじゃないだろうか?」
「そして私自身が、ほかの卒業生の臨床の話を聞きたい!」
などなどを想って考え出しました。
そのほかにも、熱意ある4年生数名から勉強相談や進路相談をちょこちょこ受けることがあったので、卒業生数名を巻き込んで相談窓口的に機能する勉強会をやりたい!といった想いもありました。
そこで運鈍根学会学術集会の目的を、
- 卒業生の臨床や関心事の報告から学びを深める
- 在学生と卒業生で繋がり、北医療大OTを盛り上げる
として企画しました。
“20名くらいの参加があれば良いな”と思っていたところ、当日は卒業生7名(1期生1名、2期生5名、3期生1名)、在学生15~18名程度、教員1名に参加していただくことができました。
“学びたい”と貪欲に想う方にとって、学べる場の1つとして運鈍根学会を機能させていきたいと思っていましたので、合計20名を超える参加は嬉しい結果でした。
開催概要は、下記のとおりでした。
発表10分、質疑応答5分として、まさに学会形式です。
ではでは当日の様子を写真で(*’▽’)

めっちゃ面白い特別講演でした(笑) でも、最後には真面目に「勉強の習慣作りが大事」と説いてくださいました。

ポスター発表ならぬホワイトボード発表もありました!その場で書きながらの報告は、ライブ感がありました!!斬新!笑

認知症OTの視点。作業療法士の臨床でのコミュニケーション・態度を深く学ぶことができ、在学生からの質問がたくさんありました!

脳卒中急性期の発表。クライエントを生活している人として捉える視点や動機や意志に注意を向けて介入することの大切さを説いてくださいました。

懇親会は4年生が幹事をしてくれました。ありがとう(*’▽’)
以上、当日の様子でした。
第2回は3~4月頃予定
今回は、実験要素満載でしたので、1期生・3期生には充分に告知しておりませんでした。(2期生にはグループLINEで気楽に告知していました。)
第1回は、在学生からの反応が良く(たぶん良かった←)、卒業生同士でも臨床の相談ができる場として盛会でしたので、1期生・3期生、もちろん2期生含めて興味を持っていただけた方には次回参加していただきたいと思っています。
今のところ、3~4月と7~9月あたりで年2回開催を考えています。
第2回の発表者として協力してくださる方がいれば、金平にご連絡ください!発表者募集中です!
おわりに
2年生からは「作業療法のイメージができました!」
卒業生参加者からは「これ、学生の頃に自分が聞きたかった話だ(笑)」などなどの感想がありました。
4年生からは「1~2年後、運鈍根学会の企画・運営を引き継ぎます! 」と心強いお言葉をいただけたので、伝統になっていくものとしてきっと安泰です。
もし、高校生でこの記事を読んでくださった方がいましたら、ぜひ北海道医療大学の作業療法学科へ進学を。卒業生の立場からも北医療の作業療法を盛り上げていきます!
そして、在学生・卒業生ともに盛り上がっていきましょう(*’▽’)!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では、また。