【愚痴】作業療法の実習ってブラック?

作業療法
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こんにちは、金平です。

本日の記事は愚痴です。笑

不快に思われる方は、ブラウザをお閉じ下さい。。。

“よい実習を考える勉強会”に参加して、学生時代の実習を思い出しました。

グループディスカッションでは、“最近は学生の質が、、”といった話題もありました。しかし、2年前まで学生だった私にとっては、“指導者の質”問題も大きいように感じました。(もちろん、学生側の不勉強や社会性の問題も大いにあると思いますが。。)

療法士になれた我々は、“指導者の質”の問題を、“学生の質”の問題として転嫁させてるところがあるのではないでしょうか?

療法士の実習が本当によい方向に進んでほしいと思うので、ブラックな実習あるあるの話や、ディスカッションであがった実習の困り事に対する自分の意見を述べていきます。

記事の最後では、ミニレクチャーでとても共感できた明るい話をしたいと思います。笑

【療法士の実習、たまにある話】こんな実習は無くなってほしい。

寝ない実習が美学ですか?

療法士「体調大丈夫?」

〈4時間ほどは寝れました。。〉

療法士「私が学生の頃は3時間しか寝てなかったから大丈夫だね!」

実習のメインって書きものですか?

療法士「は?ノートこれだけ?昔の学生はもっと書いてたよ?」

〈時代が変わっています。実習の手引書には、ノートは1~2ページで簡潔にまとめるよう指導されています。〉

学生は指導者を選べません。

療法士「フィードバック、君のために時間割いてるんだけど。実習指導して自分にお金が入るわけじゃないのに。」

〈実習指導が嫌なら、学生を引き受けないほうがお互いのためになると思います。〉

 

上記のような経験、心当たりがある人もいるのではないでしょうか。療法士の実習、悪しき慣習が多すぎませんか?笑

グループディスカッションで話題に挙がった話。

グループディスカッションでは、実習の困り事が話し合われました。

実習の困り事数点に対して、私の価値基準軸で意見してみたいものがありましたので記載していきます。反論もあるかと思います。

「実習中にバイトやサークルに行く人がいる」

→バイトしないと学費や生活費を賄えない人もなかにはいそうです。

→“実習中にバイトはとんでもない”とする価値基準軸は、見直してもいい時代なのではないかと思いました。もちろん、不真面目に実習時間を過ごして、バイトに明け暮れているのであれば別ですが。

→サークルを集大成する時期と実習が被ることもあります。卒業年次に、学祭などでダンスやバンド披露などをしたい人もいるでしょう。実習日数などが足りてるのであれば、参加してもよいのではないかと思いました。

→我々作業療法士も、有給を取得して旅行に行ったりすると思います。それと同じような権利が実習生にもあってよいのではないかと思いました。

「課題がうまくまとまっていないときに土曜に実習に来るのを嫌がる」

→“課題は時間内で終わらせる”、“時間内でできるところまでやる”といった視点も必要ではないかと感じました。課題をうまくまとめようとすると、とことんのとことんまで追求できてしまうように感じます。あらかじめ決められた時間内で完了させる視点も大切と思いました。

「文章表現の幅が狭い」

→経験を重ねてこそ、文章表現の幅が生まれてくるんだと思います。

→同僚と臨床推論をディスカッションするように、学生とディスカッションすることで、学生の文章表現や思考過程に変化がみられるのではないかと思います。

レクチャーから

説明が遅れましたが、本日参加した勉強会は、“精神科作業療法臨床教育を考える会”でした。

 

とてもよい勉強会でした!!

最後に、レクチャー部分で印象に残った点を示します。

池田先生のレクチャーの中で、CCSの説明として、学生を“チームの一員として参加”といった文言がありました。

学生に対してマウントをとるのではなく、新卒者がきたように“チームの一員として迎え入れる”姿勢が実習には必要と思いました。

大川先生のレクチャーでは、“学生を作業療法する視点と手腕”が求められてきたのかもしれないと述べられていました。作業療法士がクライエントに対して内発的動機づけするように、学生に対しても動機を引き出すような、作業療法するような関わりはとても大切であると感じました。

おわりに

作業療法学生は、多かれ少なかれ“作業療法”に興味を持って進学したんだと思います。

その希望に寄り添って、

  • チームの一員として迎え入れる
  • 学生を作業療法する視点を持つ

これらが臨床実習に必要なんだと思います。

本日の内容は、反論もたくさんあるかと思いますが、2年前まで学生だった2年目作業療法士の一意見として見ていただけたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また。

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