こんにちは、金平です。
本記事では、函館に新しくできる理学療法・作業療法の養成校について感想を述べます。
先に、筆者の自己紹介を簡単にさせていただきますと、函館のとなり街の北斗市出身で高校は市立函館高校を卒業しました。
大学時は、札幌市内で一人暮らしをしながら当別町の北海道医療大学に通い、卒業して国家試験に合格して作業療法士になりました。
高校の終わりまで函館とその周辺で暮らしながら、高校卒業後は札幌に出た筆者が函館にできる養成校について感想を述べてみます。ただし、あくまでも個人一人の感想に過ぎませんので、受験等を考えている方は、全てを鵜呑みにせず情報を吟味してください。
そして、筆者は作業療法士でしたので、残念ながら理学療法の養成校状況には疎いです。ですので作業療法の側面から述べていきます。
函館市医師会 看護・リハビリテーション学院
函館市内にできる養成校は、“函館市医師会 看護・リハビリテーション学院”です。
筆者のブログで定番となってきましたが、詳しくは情報元を見るのが早いです。そして正確。ミモフタモナイ
函館市医師会 看護リハビリテーション学院のリンクは下記をクリック!↓↓↓
筆者が思うメリット
上記リンクをざっくりとみますと、養成校の場所は函館、課程は3年制です。
そして筆者が思う、函館にできる養成校のメリットも
- 養成校の場所が函館
- 3年制
です(“そのままやないかーい!”ってツッコミがきそうですが)。
養成校の場所が函館
養成校の場所が函館であることは、道南民にとって大きなメリットです。道南初の養成校誕生です。
道南の作業療法がより一層活発になるでしょうし、これから作業療法学生になる道南民であれば実家から通える可能性がありますね。
ちなみに現在、北海道内には11の作業療法養成校があります。
それらは、下記のとおりです。
- 北海道大学医学部保健学科(札幌市)
- 札幌医科大学保健医療学部(札幌市)
- 北都保健福祉専門学校(旭川市)
- 北海道リハビリテーション大学校(札幌市)
- 北海道千歳リハビリテーション学院(千歳市)
- 札幌リハビリテーション専門学校(札幌市)
- 北海道文教大学人間科学部(恵庭市)
- 札幌医療リハビリ専門学校(札幌市)
- 北海道医療大学(当別町)
- 日本医療大学 恵み野キャンパス(恵庭市)
- 札幌医学技術福祉歯科専門学校(札幌市)
(引用元:公益社団法人 北海道作業療法士会「作業療法士になるには」〈https://www.haot.jp/recruit.html〉)
(※北海道千歳リハビリテーション学院は2019年3月に閉校し、北海道千歳リハビリテーション大学に引き継がれています。)
上記を見て道民であればすぐにお気づきかと思いますが、養成校は札幌市内とその近郊に偏っているのです。
ちなみに、道南民だった筆者は高校生の頃、札幌近郊の位置関係が分かっていませんでした。ですので補足しますと、当別町や恵庭市は札幌市内から交通機関を使って30~60分程度で行ける距離感です。
筆者的に道南換算しますと、“当別から札幌に行く”は“茂辺地から函館に行く”、“恵庭市から札幌に行く”は“大沼から函館に行く”感じのノリです。
北海道千歳リハビリテーション大学は千歳ですね。千歳と札幌は少々離れていますので、“千歳から札幌に行く”は“鹿部から函館に行く”くらいのノリでしょうか。
道南換算ネタはさておき。旭川を除くと、養成校がいかに札幌周辺に集中しているかがおわかりいただけたかと思います。
ですので、でっかい北海道の道南に養成校ができるのは道南民にとって大きなメリットと言えます。
なによりも高校卒業後の“学費”というものはかなり高額です。そして、学生生活を送る上では食費や居住費もばかになりません。
経済的事情などによって実家から出るのが難しい方にとって、函館にできる養成校は“光”になりそうです。(学費は高いですが、、)
3年制
作業療法士に最短でなれる
“作業療法士に最短でなれる”といった目的からは、3年制がかなりのメリットです。
先ほど列挙した道内の養成校11の中で3年制であるのは、“札幌医療リハビリ専門学校 昼間部”と“札幌医学技術福祉歯科専門学校”の2校のみです。
函館にできる養成校は、3年制といった希少性がメリットになり得ます。
特に、社会人経験のある方が転職する場合には、時間的負荷少なく資格取得を目指せるのではないかと思います。
デメリットも?
一方で、3年制には下記のようなデメリットもあると思います。
- テストや国家試験の勉強がカツカツになる
- 4年制のカリキュラムよりも学習量が少なくなる
- 大卒や4年制専門学校卒に比べて給与に差をつけられる場合も
作業療法学生が学ぶべき知識・技術は幅広く、養成校の4年制化・大学化が進んでいます。
また、海外に目を向けますと、作業療法士資格取得には、大学から大学院修士までの6年を修了する必要がある国もあります。
そのような時代の中で、函館に3年制の養成校誕生ですから、勉強は4年制に比べて大変になるかと思います。
余談ですが、個人的に「函館の養成校もいずれは4年制に引き上げられるのではないか」、「大学化したらかなり需要がありそう」と思うのでした(未来がどうなっているかはわかりませんが)。
あとは、給与面でのデメリットです。
求人によっては、大卒と専門卒の間で初任給に3000円~5000円程度の差をつけているところもあります。専門学校に進学する場合は、給与面で差をつけられる可能性があるといったデメリットを踏まえておくとよいかもです(もちろん、給与に差をつけていない求人も多いです)。
おわりに
本記事では、函館にできる理学療法・作業療法養成校に関して、感想を述べました。
道南民の進路選択候補が拡がることが嬉しいですね!
大卒や社会人経験のある道南民が理学療法士や作業療法士に転職できる可能性も拡がりました。
一方で、進学する方は3年制のメリットとデメリットを踏まえた上で学生生活の準備をすることが大切かと思います。
〈出身どこ~?〉と質問されたら、
「はこだて~♪(北斗市もだいたい函館。)」と応答している筆者でした。好きです函館。
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最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。
では、また。