こんにちは、金平です。
以前、こんな記事をあげていました。↓↓↓
SIGでの事例報告を、生涯教育制度の事例報告として申請していました。
1月2日~3日あたりに投函して、約一週間後の1月9日には返信が来ておりました。(今日は2月2日。ブログでの報告が遅いですね。滝汗)
結論を述べると、無事に事例報告として修了できました。
本記事では、事例報告に関する感想などなどを雑多に残します。
スタンプが押されることよりも大事なこと
生涯教育手帳にスタンプが押されて安堵するとともに、スタンプが押されることよりも事例発表してみたことが大切だったなと振り返っています、なう。(now“なう”って言葉が流行った中学・高校時代でした。←)
スタンプがつくことは、それはそれで嬉しいのですが、本当に価値があるのは経験の部分だと感じています。
SIGでの発表は、自分が所属する病院を超えての発表でしたので、他施設の作業療法士に加えて大学の先生、年代も20代~50代、男性も女性も、と幅広い層でディスカッションさせていただきました。
他施設の方とディスカッションすることで自分の病院の特徴に気づきますし、老若男女様々な意見をきくことで、クライエント理解の視野が広がりました。
そして若手といった自分の立場から考えると、先輩作業療法士からの熟練知によるアドバイスは本当に貴重でありました。
臨床家は、自分の所属先を超えて事例検討することも大切だと思いました。
事例報告について
個人的な見解ですが、事例報告は目的に合わせて発表の場を使い分けると有意義であると思いました。
- 事例についてディスカッションしたい→事例検討会
- 上手くいった・あるいは教訓ができた事例を共有したい→学会発表
事例について深くディスカッションしたい場合は、やはり学会よりも事例検討会が適切であると感じました。
学会発表は、口述発表であれば7~15分程度しか発表時間がありません。ポスター発表であれば1時間程度ありますが、1時間ずっと同じ人と深くディスカッションし続けるのは稀だと思います。
事例検討会では、一つの事例に対して40分から2時間ずっとディスカッションできますので、深い議論に至りやすいです。
ですので、事例について議論を深めるときは、事例検討会での発表がいいなあと思いました。
一方の学会発表は、主張したいことが明確であるときに有益だと思います。臨床から生まれた知見を報告するときは、やっぱり学会発表で共有すべきと感じます。
事例報告登録制度
筆者の次の課題としては、事例報告登録があげられます。
日本作業療法士協会が設けている制度ですね。
作業療法実践の質的向上、成果の根拠を振り返るためにも、この制度への登録に挑戦してみたいです。
認定作業療法士を申請する場合の要請でもあるといった義務的な側面もありますが、協会が定める書式に則って報告することに意味があると感じています。
他者にも作業療法の成果を示せるように報告する。これが筆者の次の課題です。
おわりに
本日は、雑多に事例報告について感想などなどを述べました。
生涯教育制度は、“スタンプの押印”、“修了の証”といった目に見えるフィードバックがあります。そのスタンプや“証”自体には大して意味がないと思っていますが、実際に振り返ると、血肉となる経験ができているなと感じます。
「スタンプラリーしても意味ないじゃん」、「事例報告しておいしいの?」と考えずに、色々やってみようと改めて思いました。
話のテーマがあちこちに行きましたが、なんでもやってみることが大切ですね。(飛躍したオチですが。笑)
記事を読んで下さりありがとうございました。
では、また。