こんにちは、金平です。
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けて、様々な予定が中止になっている2月末です。
ですが、色々と嘆いても、負のループがひたすらクルクルしそうなので少し前向きな話題を。
私が関わらせていただいているSTART+ですが、もうすぐ1周年を迎えます!
本記事では、最近のSTART+の動向と、特に面白かった会・厳選3選を紹介します。
START+の概要はコチラでご確認ください♪
START+は、web上で作業療法参加型臨床実習について学ぶ場です。
ちなみに、START+の活動は、ざっくりと下記の内容です。
臨床実習に関する質問やSTART+に対するご要望等は、FacebookやTwitter上で無料で受け付けております。
講義参加・視聴は、資料代(運営費)として200円を頂戴しております(noteを購入)。
資料をお求めいただけますと、リアルタイムでの講義参加(web会議アプリZoomを使用)、または購入した資料が該当する回のアーカイブ動画(YouTube動画のURLをご提示)をご覧いただけます。
ちなみに、“精神科”といったキーワードが入っていますが、どの領域においても役立つ内容多数です!
START+の最近は?
第23回福岡県作業療法学会・特別講演から
START+の最近ですが、我らがアドバイザー:三崎さんの資料が掲載されています。

こちらは、第23回福岡県作業療法学会・特別講演「臨床教育者に必要なこと」で三崎さんが用いた資料です。※第23回福岡県作業療法学会から掲載許可を得ています。
資料を拝見しますと、実習指導に関わらず役立つ内容であると感じました。
作業療法士として働いていく上で、構成主義的学習論が必要であることを実感させられます。
我々は知識を注入される存在ではなく、自分で知識を構成していく存在である、その学習観が必要であると理解できます。
経験から学び、そして内省する、そのような省察的実践について、学習のモデルや教育学の視点を交えて紹介されています。
気になる方は、ぜひ資料をお求めください。
次回、START+の講師は清家庸佑先生!
次回、START+は3月27日(金)19:30~を予定しています。
講師は、東京工科大学の清家庸佑先生です!
清家先生は、精神領域で使える観察評価の一つ、STOD(精神障害作業療法のための作業機能障害の種類に関するスクリーニングツール Screening Tool for classification of Occupational Dysfunction)を開発されています。詳しくは、清家先生のホームページへ。
テーマについては、清家先生とSTART+のプランナー:作間さんとの間で作戦会議があったようですので、ご紹介されるのをお楽しみに♪
テーマは決まり次第、START+のFacebookページにアップ予定です。
【厳選3選】広報担当として参加して面白かった回?・会!
近況に続いて、過去のSTART+をサクッと振り返ります。
筆者は広報担当であり、START+の中の人ですので、全部の会に参加しています。
その中で特にワクワクする会がありましたので、皆さんと共有したいと思います。
「卒業後の活躍が本当の教育効果」
まず初めに、前回の会から。
札幌リハビリテーション専門学校の角田大騎先生の「養成校と実習施設との有効な連携とは」です。
↓詳しくは下記リンクへ↓

テーマは養成校と実習施設の連携ですが、レディネスに関するご高話は、臨床家である私たちにとっても役立つ内容であると感じました。
学生向けのレディネス作りを紹介してくださいましたが、ポートフォリオを活用することや将来への設計図を考えることは、我々にも大切であると思いました。
そして、最後の締めには、「卒業後の活躍が本当の教育効果」と述べられており、作業療法士の養成に関わる全ての人を鼓舞してくださる内容でした。
作業について、対象者について、自分について
続いては、中村直子先生の会から。
テーマは「実習生との関係構築 ~スケジュールとデイリーノートの進め方~」でした。
↓詳しくは下記リンクへ↓

精神科で作業療法参加型臨床実習を実践されている中村先生に講師を務めていただきました。
中村先生による実習指導の経験談が紹介され、筆者はデイリーノートの使い方が印象に残りました。
デイリーノートは、「作業について」、「対象者について」、「自分について」を盛り込んで書き上げるよう指導しているようです。
このデイリーノートの方略はシンプルでありながら、先ほど紹介した省察的実践に大変役立つと感じました。
何を振り返ればよいか悩みがちな実習生の指針になることは間違いありませんし、作業療法士の我々にとっても内省すべき点が明確になります。
作業療法士ですから「作業について」を大切に、そして「対象者について」、治療・指導・援助者である「自分について」を振り返ることの重要性を改めて感じました。
イラスト・写真の使い方が秀逸
次は、ビジュアル資料としての価値が特に高いと感じた白井美奈子先生の会です。
テーマは、「現場での臨床教育者(CE)育成」です。
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白井先生の会では、22枚のパワーポイント資料が使用されました。
白井先生お手製のイラストに加えて実践の画像や表を交えながら、構成主義的学習論、認知的徒弟制、省察的実践について紹介されています。
START+第4回、第5回における三崎先生のご講義内容も網羅的に紹介されています。
おわりに
この1年で蓄積した講義・学びを皆様にもご活用していただけますと、運営メンバーとしてはこの上ない喜びです。Twitterアカウントでは、最新情報や講義の要点をツイートしておりますので、フォローしていただけると嬉しいです。そして、次回のご参加もお待ちしております!
また、START+では次回の計画を進めるとともに、来年度の計画も立案中です。
皆様から、ご意見やご要望、ご感想などがありましたらSTART+のFacebookやTwitter、Instagramに気楽にコメントを記入していただけると嬉しいです。とても嬉しいです。
それでは、本日は記念すべき閏年、2月29日でした(本記事の内容とは関係ありませんが。笑)。
では、また。